農業(援農)ワーキングホリデー

 日本農業は後継者不足や高齢化という大きな課題を抱えています。田辺市でも高校を卒業すると大学などの高等教育の場もなく、職業の場も市内では限られていることから、卒業後、8割の生徒が田辺市を離れていきます。農業現場で人手不足から農産物生産も減少してきています。
 しかし都市に暮らす住民や若い世代において農業や田舎暮らしに憧れる人も増加しています。当サイトの『農にふれる旅モデルコースも』都市住民がこの地を訪れ交流や経済効果を高めていただくのも大きな目的ですが、最終的にはこの田辺市に移り住んでいただき農業に就いていただくことが最終的な目的につながっています。
 田辺市では市内にある都市と農村の交流施設『秋津野ガルテン』と行政が将来に向けた農村援農ワーキングホリデーの仕組みづくりに取り組んできました。秋津野ガルテンでは2008年度から手探りで大学生等に協力をいただき年に数回、様々なパターンの受け入れ試行や大学側と地域側のマッチング方法などを試してまいりました。
 課題山積で閉塞感が漂う農業現場に若い学生たちが入ることで農家の変化も見られます。農業ワーキングホリデーは、労働力の補いと心の交流との両輪を受け持っています。参加した学生たちの多くは、もう一度参加したいという。その背景には、農業の現場には机上の学び以上の学びが存在しているのかもしれません。 農業ワーキングホリデーは農業現場もそして学生や都市に暮らす人たちも元気になれる相乗効果もあるのかもしれません。

旅するように農村ワーキングホリデー

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